Twin Birds

似たような絵が続くと退屈でしょうから、創作作品を一枚入れときましょう。

もう少し近ければ逆光の中での構図が映えてたかもしれませんが、引かないとこれまた風景にならない。
もやもやした一枚だったんで創作加工しました。

実のところ鳥を撮る人はわかってらっしゃると思いますが、300㍉ってそれ用には非力です。

私も別の場所で撮るときは他の人と比べると半分以下の望遠ですからそりゃ凹みます。

でもですね、この場所はそもそもコハクチョウとの距離が近いんです。
なので、300がギリギリ風景と個体の両立ができるのです。
むしろ超望遠の人ならおそらく近すぎて画角をはみ出してしまうぐらいの絵ができるかと。

あるいは飛び立ってしまってから追っかけるぐらいかな。



どのぐらい近いかというのは私の絵でおわかりになろうかと思いますが、
実際こっちに飛んでくると頭上を低空で飛ぶんですね。なにせ飛び立った直後ですから。
その瞬間が私の撮影の最大画角になってトリミングしなくてもキレイな一枚になります。

コハクチョウの体重っておよそ６～７㎏あるってご存知ですか？
私がフル装備（本体一台、レンズ3本、三脚＋消耗品）を担ぐのとほぼ同じ重さですね。
これに本体がもう一つ追加されると８㌔になりますから大体分かるのですが、重いんです。

それが飛ぶわけですから、風切り音と羽ばたく音がものすごいのです。

普段聞いたことがない、表現しようにも表現できない大きな音がすぐそこで聞こえるんです。

よく「バッサバッサ」なんて表現しますよね。あんなんじゃないです。
羽の一枚一枚が奏でる音なんじゃないかと思いますが、すごく複雑で空気の震える素敵な音です。

これを聞くと何か人生得したなーと感動してしまう自分がいます。

タグ：コハクチョウ