これを書いている今日9月9日は実は2014年最後の「スーパームーン」でもあるのだが、今宵は雲に隠れて見ることができないでいる。
上の写真は昨日の十五夜に撮影したものです。撮っておいてよかったぁ。

でも実は、私、月を撮るの、初めてだったんです!

なので、少しだけ私の撮影方法を記録しておきます。

物の記述によると、月なんか簡単に撮れます なんて書いてあるんですけど、それはちゃんと機材を持っていることが前提です。
その意味はやってみるとわかるわけですが・・・・

まず、可能な限り望遠レンズが必要なので300㎜に換装します。
オートフォーカスは切ったほうがよろしいようですが、別に切らなくても大丈夫のようでしたが私は切りました。
撮影モードはまずは夜撮影だということでシャッタースピード優先モードにして撮影です。

ISOを100~400までの間で好きに設定します。
最大望遠にして月をファインダーに収めてピント合わせて、いろんなシャッタースピードにして撮ってみます。

すると、やたらに月が明るいことに気が付きます。丸い発光体にしか写らないのです。



月って、すっごく明るいんだ・・・・・・・・・・・・


そこで今度はマニュアルモードに変更。
物の記述にはAFもスタビライザーも切りましょうなんて書いてありますが、スタビは使いましょう。
手持ちでも月が止まって見えます。
ISOを400くらいにするとシャッタースピードは1/2000とか1/2500とかの超高速でいいんです。
ISOを200くらいにするとシャッタースピードは1/1000とか1/1500とかの高速でいいんです。
要は露出調整しつつ「暗めに撮る」ってことですか。
※EOS60Dの場合です。ちなみに40Dだと解像度も甘くISOもシャッタースピードも全然異なります。40D夜は無理!


いろんな設定で何枚も何枚も撮ります。これでやっと月の表面の模様が浮かび上がるのです。

そして、RAWから現像作業に移ります。
これJPGで撮ってしまうと模様とかちゃんと浮かび上がらないです。っていうか浮かぶように撮影しなければならないという匠の世界になってしまいます。
私の場合はRAWありきですね。

最終的にPhotoshopでアンシャープとか色味とか調整して独自性を持たせて、きっちりトリミングして拡大して完成。


これを簡単といわれると・・・・・ ねぇ。
決して難しいものではないことはわかりましたが。

このわかるまでの一連の悩みながらの作業が久しぶりに心地よかったです。