私たち夫婦は年に一回、出来るだけ大山にあるペンション・伽羅木(きゃらぼく)に宿泊するようにしている。



今回も私の誕生日を理由に一泊することにした。
3月、この時期は雪の間休業して、その休業明けの頭の時期で、お客さんもいない穴場の時期なのだ。


そもそも、こことのお付き合いは近くにある「ガンバリウス」という地ビールレストランの存在だ。
食事はガンバリウスで、宿泊はペンションでというパックコースで送迎も付く。
たまたまそのペンションが伽羅木さんだったのはそもそもの始まり。
2回目の宿泊の事だったか、初めての時から数年たってのことで「昔ここでお世話になったんですよ」と受付で話をしてしばらくして、オーナーさんはそのあと過去の手書きの記録をさかのぼって調べて「○年○月の事でしたね」などと話しかけてくれる。ものすごくマメである。
今回も日没の時間を調べていただいたり、倉吉の観光情報を親戚に電話で確認してもらうなど頭が下がります。
それからは記念写真を撮って送ってあげたり、年賀状もらったり、今回の予約も初めてネット経由。返事いただいたり。もうお気に入りのペンションです。他のペンションも使いましたがここが一番私たち夫婦に合っています。


そういう訳でここのオーナー夫婦さんはとても気さくで穏やか。しかもまめな心遣いがとてもうれしい。
朝食を頂くと奥様の腕前が良くわかる。素晴らしい伽羅木の朝食が頂ける。


何回も利用しているのにいつもいつもガンバリウスで、ここのディナーを頂かないと失礼に当たる気がしていた。
朝食があれだけ美味しいのだからディナーもさぞかしという思いはどんどん募っていたのだ。
前回お別れをするときオーナーさんと「伽羅木の夕食を頂く」という約束をしていたので、それを今回果たしに来た訳です。

案の定ほぼ貸切の状態。
もう一組学生風のグループが宿泊のようだが、ガンバリウス組のようだ。
オーナーさんが「食堂もお風呂も貸し切りですよ(笑」と言ってくれるくらいだからもう最高の状況だ。