風景写真を撮るだけでは気がつかなかった60Dの結果の甘さ。
それを単純に「ピンボケ」としか表現のしようが無くてそう言うのだが。

実のところピンボケはピンボケではない、様な気もする。




さて、私が60Dの写りに疑問を持ったのはモデル撮影をするようになってからである。


実際のサンプルで簡単に解説しましょう。リサさんに申し訳ないが登場してもらいます。



↑ これはそのポトレの一部をトリミングしたものです。元はウェストアップですね。
60DにLレンズをかましてます。
このぐらいの大きさだとそんなもんかなと思います。

が、現像中にどうしても拡大して確認します。目にピントあわせるので。
それがこちらのイメージになります。



↑ まぁ、これもそうかなと思えば気がつかない範囲なのかもしれないです。


でも、同じキャノンのフルサイズで同じシチュエーションでLレンズかましたのが、これです。



同じく目を拡大してみましょう。






明らかに違いますよね。60Dは全体にぼんやりした感じ。AFでピン来てる筈なんですが。
これをピンボケと呼べるのかどうか。

そりゃフルサイズとAPS-Cと比べりゃそんなもんですよ、って思うか思わないか、ですね。
私は60Dの立ち位置がミドルクラスだと信じて「こんなもん許せない」という信念のもと、修理に出しました。

すると、ちゃんと調整しましたって帰ってくるんですね。



レンズの解像力なのか、CMOSの何かなのか、その両方がかみ合わなくて起こる何かなのか。

修理から帰ってきて、テストした結果はそこそこ出す前より良好なのですが(看板の撮影をして文字のボケ具合をチェックした)、人物を撮ってないのでまだなんとも言えません。
モデル撮影は基本目が命。
どういう結果になるのかが不安であり楽しみであり。

また、固体の問題なのかこのクラスの宿命なのかもわかりません。
何せ修理して調整しましたって帰ってくるだけですから。

「これがこの固体の限界であり仕様です」って帰ってくればあきらめもつくんですけどね。




個人的にはこれで終わりのような気はしていないんですよねー