ガストロノミー
 ※料理を中心として、様々な文化的要素で構成される。料理としての格が高いフランス料理のレストランや高級食材店名の冠としても用いられる。
~ Wikipediaより抜粋 ~


★フランス・キャヴィアとルージェ(ヒメジ)&帆立貝のペリーニ
 スペイン・セラーノ生ハムとサワークリームのカナッペ

しょっぱなから驚きの皿である。こんな長い名前なのに皿の中の小さな宇宙の料理。
「ヒメジ・・・って何ですか?」
「小さなお魚ですね。」
ここの前菜はサラダでも特別に旨い。この皿も味わったことの無い新たな旨さだった。次に期待しない訳にはゆかない。

次の料理に合わせるために白ワインがサーブされる。


★フランス・鴨フォアグラのポワレ トリュフ&自家製カブのクリーム ※フォアグラはミュラール種の鴨が最高とされる。

え?

何凄い!

肉厚のフォアグラと大きなトリュフスライスをカブのソースとあわせて口に運ぶ。
フォアグラとトリュフが適度な歯ごたえとナッツのような香ばしい香りを醸し、更に特筆すべきはこのカブのソース。これはもうカブではない。フォアグラとトリュフに負けない二つを纏め上げるコクのある強めの味わい深い堂々としたソースに仕上がっている。
付け合せのキンカンなのだが、これも合わせて口に運ぶと更に甘さと爽やかさがプラスされる。実に細かなところまで考えられている。
実のところ「まさかなー」と思いながらもキンカンをプラスで食べたら笑ってしまった。アホなほど旨い。
全てが口の中で渾然一体となる中、素晴らしいハーモニーを奏でる。夢のような一皿だ。
白ワインと合うことこの上ない!


★自家菜園・バターナッツと木次パスチャライズ牛乳のポタージュ

わ、これにもトリュフ浮かんでる!
あと、・・・クミンシードだ。
バターナッツ・・って、何だ? その場でググる。
・・・・・・・・・・ あ、ひょうたんかぼちゃ! なるほどの味である。クミンシードがいいアクセントだ。チェダーチーズっぽいものが入ってる。コクをプラスするんだな。うまい!

ここのパンも自家製で焼きたてが来るんですが、小さな丸いフランスパンなんですね。
小さいのに皮はパリッとして中はもっちり。当たり前ですがそれが凄くいつもいいクオリティ。
空腹のときはかなりお替りするんですが、今日は抑えて抑えて。
ソースにつけて食べるこの時も嬉しいものです。あのカブのソースとパンも最高でした。



今回はここまで。

次回、後半戦をお送りします。