親父の Pen 【ペン】 [カメラの話]
私がカメラに惹かれたきっかけは間違いなく親父のPen(初期型)だ。
1960年代、親父はこのPenを買った。
家族の記録を残すためだ。たぶん。
ネットで記録をさかのぼると決して安い買い物ではない。
当時幅広い年齢層に向けてPenはその機能や形を変えて販売されていたようだ。
なんと子供向けのPenまである。恐ろしい。
私は物心ついたときこのPenでシャッターを切った。
カメラというものはシャッターを押すとその時見たものが最終的に印画紙に焼かれて記録に残る。
面白かった。
親父からよく利用権を奪ってシャッターを押した。
小さな「カチャッ」というシャッター音。
ハーフサイズだ。そんなことは問題にならない。
普通のネガの他にポジまで撮って、ポジを見るため幻灯機(今で言うプロジェクター)まで買ってあった。
よほど好きだったのだろう。
だが、親父のいい意味での性格で、私と違って新製品には手を出さず、ずっとPenだけ使っていたのだ。
このPenは今でもきっちり動作する。
私がPenを引き継いで、ガラスケースの中に娘たちと一緒に飾ってある。
私はこれがきっかけで
Pentax Auto110
Canon FTb
SAMURAI
EOS Kiss
と、駆け上がってきた。FT-Bが一番長かったかな。
今の私のカメラ好きはそういうルーツがある。
多分私以外もそういうルーツがあると思う。
あ、親父はまだ健在の傘寿です。
しかし残念なことにシャッターを押せる体ではなくなりました。
なのでPenだけ私が引き継ぎました。
たまに私の作品を見ては喜んでくれています。
それも私の当面のライフワークの一つなのです。
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おぉぉ~懐かしい。通常の倍の枚数が撮れるハーフカメラ!
一時、使ってましたが、池ポチャで、ご臨終でした。
このころは、個性的なカメラがありましたね。
ヤシカ、ペトリ、コーワ・・・・・。
ゼンザブロニカは、S2、今も使ってますが、ロールフイルムが無くなりそうです。
現像タンクは、今もあるのかなー?
しばらく、現像から遠ざかってます。
個性的なカメラの復活を密かに望んでますが・・・・・・???
by S北斗 (2014-12-08 11:09)
S北斗さん>
さすがに私以上のご経験をお持ちで・・・・
親父は現像までやってたらしいのですが私は人任せですねぇ。
個性的なカメラは仮に出たとしても価格と手間が半端ないですよね。たぶん。
ハーフサイズってやっぱりAPS-Cって感じしませんか??
by みゃぁちゃん (2014-12-09 21:31)
この頃のカメラって見た目もかわいくて
宝物って感じするです(・∀・`)
by ふゆん (2014-12-10 21:21)
ふゆんさん>
ようこそいらっしゃいませ!
そうですね、作りも昔風です。だから私もガラスケースに入れちゃうんだと思います。
by みゃぁちゃん (2014-12-11 08:59)